
ネネオさんが手を差し出すと、あらら、やって来ましたよ!どうやら人間に慣れてくれたみたいです。いや、もう親と思っているのかもしれません。可愛いですね。


おいでおいで!あれれ、ちょっとしたら今度は別の所を探検してますよ。おーい、どこへ行くんだ?


部屋を動き回ってテリトリーを確認したのでしょうか?どうも好奇心が旺盛な子猫のようですよ。だから天井裏に迷い込んだのでしょう。

はい、捕まえた!ネネオさんもネネオさんの家族も、たちまち子猫のとりこになってしまいました。でも、家を空けることもあるので、飼うわけにはいかないなぁ。やっぱり知り合いに引き取ってもらわないとダメでしょう。

さてこちらが哺乳器。使い古した後の写真なので、汚れていますがご勘弁を。赤いのは子猫用のミルク
の缶に入っている計量スプーンです。
哺乳器は口が長くなっていて、人間の赤ちゃんのものとは形状が異なるようです。子犬や子猫の口に合わせた作りなんでしょう。
哺乳器に子猫用のミルク
のパウダーとお湯を入れて、よく振ります。この時、間違っても縦に振らないようにしましょう。あっついミルクが口から飛び散ってえらい目にあいます。ネネオさんは頭が人より少し弱いので、何回かこの失敗をしてしまいました。
横にチョコチョコと振って、粉がよく溶けたら水などで冷やしましょう。人肌より少し暖かいくらいになったら大丈夫です。哺乳器の底を持って、熱いなぁと思ったら冷えるのを待ちましょう。
準備ができたらゴーです!哺乳器の口を子猫の口に持って行くと……。
フニャニャー!ンク、ンク、ンク!!

あれ、全然減りませんね。おかしいな、あ、そうそう、この哺乳器は青色の蓋を回して流入量を調節する仕組みなのです。
振る時にはしっかり閉めてないといけませんが、授乳の時には少し緩めておくようにしましょう。ではもう一度やり直して……。


ああ、飲んでます。飲んでますよ〜!感動です。可愛いです。ビューチホーです。グレートです。ワンダホーです。ワンダフルフルフルーツポンチ!
ネネオさんは嬉しくなって、ついつい島木ジョージのギャグを飛ばしてしまいました。もちろん、家の中は春だというのに木枯らしが吹き荒れました。どうやら、かなりさぶいギャグだったようです。

ふぅ〜、飲んだ飲んだぁ!我輩は満腹である!
子猫はたくさんミルクを飲んで、ご機嫌のようです。
ようやく食の確保が出来ました。これで当面死ぬことはないでしょう。体力も回復してくれるはずです。ネネオさんは、ようやく一安心することができました。
次の日、用事があったので、ネネオさんは子猫を連れて親戚の家に行きました。子猫は親戚の間で瞬く間に人気者に。
可愛いねぇ、可愛いねぇ!
みんなからそう言ってもらい、なでまくられています。子猫は相変わらず、乳が欲しいのかみんなの身体の下側に潜り込もうとしています。
ネネオさんの親戚もネネオさんと同じくらい頭が弱いのか、はたまた餌は当然与えてもらってると思っているのか、誰も餌をやろうとはしません。可愛いといって、なでたりさすったりするだけです。
そのうち子猫も疲れて寝てしまいました。
ようやく用事も終わり、親戚の家からの帰り道、ネネオさんはペットショップに寄りました。もちろん、子猫も連れて行きました。
子猫は大人しく寝てたのですが、ペットショップに着いた途端にニャーニャーと鳴き出しました。大きな声で鳴くので、ペットショップの人達が一斉に振り返ります。
ネネオさんはたちまちのうちにさらし者になってしまい、とても居心地が悪く感じました。でも、逃げ出すわけにはいきません。店員さんを呼んで、餌の相談をしました。
すると、ベテランの店員さんが出て来て、相談に乗って下さいました。店員さんの話では、生後一ヶ月くらいかなぁということでした。
どうやら、まだまだ授乳が必要な月齢だったようです。ネネオさんはハムをやってしまったことを激しく後悔しました。
バカバカバカ!俺のバカ!
心の中で反省しつつ、うわべでは、「あ、まだ授乳必要なんスか?昨日の晩、ハムを食べさせちゃいましたよ!アーハッハ!」と笑ってごまかします。
店員さんも、「いや〜、まだまだ離乳には早いかもしれませんね、ウフフ。」と快い応対です。子猫が可愛いので、どこへ連れて行っても人気者です。ネネオさんも自分がモテているような感じで、とても気分がよくなりました。
そんなやりとりの後、店員さんは子猫用のミルクと哺乳器
を買うよう勧めてくれました。

こちらは粉ミルクで、猫の乳に合わせた成分となっています。哺乳器に入れて、お湯を混ぜて振ってやればミルクの完成です。お湯にもさっと融けます。
さらに離乳するときのために、子猫用のキャットフードも勧められるままに買って帰りました。離乳するときは、お湯でふやかしてから与えるとよいようです。食べなければ、粉ミルクをお湯で溶かして一緒に与えるといいでしょう。
さて、これで当面の課題は片付きました。帰って子猫に授乳してみましょう!ちゃんと飲んでくれるかなぁ……。
こうしてネネオさんの家で飼われることになった子猫。助けられたその日の夜は、家の人と仲良しさんになるために、早速遊んでもらってます。

大好きなのがお膝の上。またしてはよじ登ってきます。可愛いですね。

お膝の上で、ニャー!でも、この鳴き声は天井裏のものとは違います。甘えるときの声なんでしょうか?安心してくれたのかな?

よく遊んでもらったからか、天井裏ですっかり疲れ果てたのか、どうやら眠たくなっちゃったようです。


お休み………衰弱してないといいんだけど。なんせ飲まず食わずで、天井裏で鳴き続けていたんですからね。
ネネオさんはその晩、子猫がそのまま死んでしまうのではないかと、ちょっと心配でした。与えたものも、あまり食べてくれなかったし……。明日はペットショップに行って、餌の相談をしてこよう!
さて、子猫を救出したネネオさん。よく見ると、とても可愛い子猫です。
毛も全身が同じ模様で、毛ボウキが親というのはウソではないかと思ってしまいました。
う〜ん、毛ボウキは父親で母親がこういう感じの猫なのかな?そういえば似た感じの猫がいたような……。でも、こんなに可愛くはなかったよなぁ……。ま、いいや。頭の少し弱いネネオさんは、深く考えることを止めました。
ところで、助けたはいいのですが、このまま外に放り出すのも可愛そう。丸2日間は何も食べてないはずなので、何か餌を与えないと。
しかし、ネネオさんは猫なんぞは飼ったことがありません。まして、子猫ではもうお手上げです。
餌、餌、餌、あ、そうだ!ハム、ハム、ハム!
ネネオさんはとりあえずハムをやることに決めて、噛み砕いた後で無理矢理子猫の口の中に押し込みました。そして牛乳もやりましたが、これは飲んでくれませんでした。
(餌は月齢によって異なりますが、差し当たっては子猫用のミルクを哺乳器
を使って与えれば大丈夫です。牛乳は猫の乳とは成分が異なるため、お腹を下す子猫もいるようです。あくまで緊急時の代用品と考えておいた方がよさそうです。)
生命力がとてつもなく強いのか、子猫はお腹がすいているはずなのに、ヨチヨチと歩いています。そして乳を探しているのか、またしてはネネオさんの身体の下に潜り込もうとします。

さしあたっての寝床は、昔飼っていたハムスターのケージ。何も入れるものがないので仕方ありません。子猫の寝床にハムスターのケージ
………子猫は大人しく入って寝てくれましたが、死んだハムスターはビックリしていることでしょう。


抱っこしてやると、大人しくしています。安心しているんでしょうか。

あら?子猫って離れた目なんでしょうか?面白い目ですね。育つときちんとした目になるんでしょうか。
ともあれ、しばらくの間は家で飼ってやることにしました。引取先が見つかれば、そこにもらってもらうことにしてと。ネネオさんには、とても猫好きの知り合いがいたので、その人に預かってもらえるか聞いてみることにしました。
話がうまくまとまるといいのですが………。










